| 台風18号の被害報告です。 |
| 台風16号から1週間ほどが過ぎた9月7日。16号による影響もまだ見えない中で、今度は台風18号が九州から中国地方を通過しました。広島や宇和島で史上最大の瞬間風速を観測するなど、愛媛県でも暴風が吹きました。無茶々の里が今までで一番の被害を受けた台風は1991年(平成3年)の台風19号でしたが、今回は無茶々園の柑橘類にとって1991年以来となる大被害となる見通しになってしまいました。 |
|
|
台風18号の通過後、こうして建物についた塩水を洗い流しています。今回の18号と前週の16号との一番の違いは雨の量。16号では激しい雨を伴った暴風だったのですが、18号ではほとんど雨が降らず、暴風で巻き上げられた海水が集落やみかん畑に吹き付けました。(左上)
台風が柑橘類にもたらす影響で一番深刻なのが塩害です。みかんの樹に付いた塩分は少しでも早く洗い流さなければいけませんが、停電によって頼みのスプリンクラーもしばらく動かず。(中上)
こちらは風で倒された樹。倒伏の被害も非常に多く、暴風の凄さを物語っています。(右上) |
|
|
暴風と塩害によって無残に葉が落ちてしまった甘夏の樹。柑橘類は常緑果樹で、本来は一年を通して緑の葉がついているものなのです。(左上)
特に被害の大きかったのは海沿いの谷になっている園地でした。風向きによって園地ごとに大きな差が出るのも台風被害の特徴です。(中上、右上) |
|
|
山の雑木林もこの通り真冬のような姿に。(左上)
柑橘類の塩害はすぐに被害がわかるものではなく、3日〜数週間かけて徐々に症状が出てきます。みかんの葉がこうして茶色く変色して枯れていきます。(中上)
被害がひどく葉も果実も落ちてしまった園地では、地面が落下した黄色い果実で覆われてしまいました。(右上) |
|
|
緑色のままでも葉がパラパラと落ちていきます。段々畑と農道脇に落ちた伊予柑の葉。(左上)
暴風と塩害で葉が少なくなってしまったみかんの樹。果実だけはまだしっかりと付いていますが、葉がなくなってしまうと今後の光合成が進まないため、せっかく成っている実も生育せずに出荷できなくなってしまいます。(中上)
塩害による落葉は日に日に進み、今年の収穫量は当初の予想よりも3割以上の減少は確実になっています。農家にとっては極めて大きな打撃です。(右上) |
| 塩害の影響はまだしばらくは続くため、最終的にはどの程度の被害となるかはまだはっきりしていません。また、1991年の台風19号では通過後にカメムシが異常発生した前例もあり、農家にとっては本当に厳しいシーズンになってしまいそうです。 |