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| ◆弥次喜太論 | ||||||
弥次さん喜太さんがのらりくらりと東海道を旅したのと、農協さんが旗を振ってチイチイパッパとヨーロッパまで出かけるのも同じ旅だがどこが違うか。 東京から大阪までは新幹線なら2時間半、飛行機で一時間その間を野次さん達は14日かけて旅をしたのである。ハリー・コモナーと言う、偉い経済学者が言うには、野次さん達の14日の旅と、飛行機の一時間の旅とで、費やすエネルギーの量は大体同じだそうです。つまり文明というものは、科学の力がどうのこうのというけれど時間当たりに消費するエネルギーの量が多くなったに過ぎないのです。 ところが、人間が使うエネルギーは、台風や地震や火山のような自然循環に組み込まれた消費エネルギーとは質を異にするので環境破壊として後遺症が蓄積するのです。 旅は道ずれ世は情け、何時の時代もこれが旅の神髄、ファーストクラスの飛行機に乗って5つ星のホテルに泊まり云々、という連中と、野次さん喜多さんの旅とどちらが価値ある旅といえるでしょうか。人生の旅も、同じことが言えるのではないでしょうか。 |
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