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| 「足跡は肥料」といわれます。一年間、どれだけみかん山に通って愛情を注いだかが、みかんの美味しさを決める一つのポイント。無茶々園の看板娘・温州みかんが実るまでどんな作業が行われているのでしょうか?温州みかんを育てる基本作業についてご紹介します。 |
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| ◎冬〜春先にかけて・・・みかん収穫後 |
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●剪定 (せんてい)
みかんの木の、込み合った枝や上にのび過ぎた枝、枯れ枝などを切る作業です。
適度な風通しと日当りで病害虫に強い木に、また、安定して実のなる木にします。作業をしやすい形に整える意味もあります。
みかんが豊作だった後は「チョキン、チョキン」、不作だった後は「シャッキン、シャッキン」と音がするそうです??
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この頃雪が降ることも |
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●防風林や石垣整備
冬場は防風林の枝を整えたり、石垣の修繕をしたり、畑の周辺の整備を行います。
*防風林について
ここらは台風がよく通ります。強風でみかんが倒れたり、潮を巻き上げた風でみかんの葉や実が落ちたりすることもあります。そんな被害を最小限に抑えるためマキや杉などの防風林を植えています。
*石垣について
無茶々の里の段々畑は500年以上前から築かれてきたと云われています。 ご先祖様がダンダンと築いた石垣の景観は見事。現役活躍の遺跡です。
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段々畑の石垣 |
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●伐採と苗木植え
病害虫や台風で枯れてしまったり、老齢になった木を伐ります。お世話になった木を伐るのはツライものです。
でも、木を伐った後には春先に新しい苗木を植えます。「百姓は死ぬまで苗木を植える」・・・未来の世代のためにも、目先の利益だけでなく常に園地を更新して、新しい木を育てていくことが大切です。 |

苗木植え |
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●肥料まき・堆肥まき
みかんには春と秋口に肥料をまいています。無茶々園では化学肥料は一切用いず、ボカシ肥や魚粉などの有機質肥料を使います。
また、よりよい土作りのために、園地に堆肥を入れています。
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| ◎春〜夏・・・みかんの花が咲いてから |
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●草刈り・草引き
草刈機の音が聞こえてくると、春がきたなあと感じます。1つの園地につき、年に3〜5回程度、草刈をします。真夏の草刈は汗だく。
鎌と手を使って「草引き(草取り)」をすることもあります。
除草剤を使わない無茶々園の栽培では、この草刈り・草引きに一番労力がいります。
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●摘蕾(てきらい)
摘花(てきか・てきばな)ともいい、温州みかんの花やその蕾(つぼみ)を落とす作業です。
花を咲かせ、実をならすために、みかんの木も体力を消耗します。表年(みかんの実がたくさんなる年)に花と実が着きすぎないようにし、適度な数に抑えることがポイント。そうすれば翌年も実をならしてもらえます。
*隔年結果(かくねんけっか)と農作業
みかんの木には表年(豊作年)と裏年(不作年)が交互に訪れる習性があります。これを隔年結果といいます。隔年結果に対処して、毎年安定して実をならせる事が、農家の課題のひとつです。 |
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●摘果(てっか)
まだ青く小さいみかんの実をちぎり落とす作業です。病害虫の被害にあった実や、実の数が多すぎるときに間引き落とします。
毎年安定してみかんをならすために、とても大切な作業です。
*ちぎった実の行方は・・・?
「摘果みかん」といって、レモンのように搾って使うこともあります。
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ソウカ病の果実 |
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●芽かき
花の少ない年に行う作業です。貴重な花と実に栄養が充分行き渡るように、花・実の先に出た新芽・かぶさり枝を取り除きます。
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芽かき、摘蕾・摘果技術は講習会を開いて勉強 |
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天牛の成虫 |
●天牛(てんぎゅう)対策
天牛とは「ゴマダラカミキリムシ」のこと。
天牛はみかんの木に卵を産みつけます。孵った幼虫を地元では「根虫(ねむし)」と呼びます。この根虫がみかんの幹の内部を食い荒らし、木を枯らしてしまう厄介者。
梅雨頃から夏場にかけては、一本一本の木の根元を見回って、天牛の卵と根虫を見つけ出す作業を行います。
また、天敵を利用した対策もあります。「ボーべりア菌」という菌が、天牛の天敵です。この菌が付いているテープ「バイオリサ」を木の根元に巻きます。成虫がその上を歩くと、やがて菌に感染して死んでしまいます。「バイオリサ」は成虫が飛び始める初夏に木の根元に巻きつけます。 |

根虫に食われた木

バイオリサを巻いた木 |
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●潅水(かんすい)
夏場、日照が続くような時には、木への水やりを行います。特に、苗木への水やりは欠かせません。
軽トラックの荷台にタンクと動力噴霧器(ポンプ)、長〜いホースを積んで出かけます。水は山にある貯水槽の水を使います。農道から園地までホースを引っ張っていくのもひと仕事です。
自前、または共同のスプリンクラー施設で潅水を行うこともあります。共同スプリンクラーで夜の潅水が始まると、山から吹く風で里のほうもチョット涼しくなります。 |

スプリンクラー |
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| ◎秋〜冬・・・収穫シーズン到来 |
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とりほごからキャリー
に移し替えるところ
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●収穫
10月に入る頃、収穫が始まります。
最初は極早生(ごくわせ)みかん。次に早生みかん。そして中生(なかて)、晩生(おくて)・・・と、品種と熟れ具合に応じて、美味しくなったところから収穫していきます。
*みかん収穫の流れ
@パチンパチンとはさみで摘む。
A「とりほご(収穫カゴ)」にみかんを入れる(とりほごは肩から提げるか、近くの枝にひっかけておく)。
Bとりほごから、さらに大きい「キャリー」に移し変える。
Cキャリーをえっさえっさと担いで、運搬用モノレールまで運ぶ。
Dモノレールで農道まで運び出し、軽トラックの荷台に積み込む。
E倉庫まで軽トラックで運んで降ろす。
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運搬用モノレール:
みかんのキャリーが
12個くらい載ります |
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●選果・出荷
選果とは、山からとってきたみかんを選別すること。精品、大玉・小玉、器量の悪すぎるみかん、腐り果等を農家の眼と手で選り分けます。合格みかんは箱に詰められ、皆さんのところへお届けしています。
*合格しなかったみかんは・・・?
ジュースやマーマレードとして生まれ変わっています。
シーズン中は昼に収穫、夜に箱詰め、と猫の手も借りたい忙しさ。たくさんみかんの箱をお届けできる事はありがたいことです。頑張って作りますケン、よろしくお願いします!
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そして皆さんの元へ・・・ |
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